アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2023年11月4~5日 和名倉山(ナシ尾根~仁田小屋尾根) (2/2)

前回の続き。

 

途中のカラマツ林から右手に延びる緩やかな尾根に入っていく。

 

倒木地帯を抜けてから進路を右に取る。広尾根の為悪天時注意。

小走りしたくなる気持ち良い尾根だが、ワイヤートラップに注意。

 

細尾根に乗れば迷いようはない。

1時間程すれば尾根は細くなり、ザフザフの落葉を散らしながら急登を下っていく。

 

仁田小屋ノ頭(1555.1)から暫くの広尾根はこの日一番の紅葉。

仰ぎ見るパステルカラー。

ここから800m下るので斜面もキツくなるが、落葉がストッパーになるので

やはりナシ尾根よりも下りやすいだろう。逆に登りは辛そう。

 

立派な丸太の仁田小屋。NPOの所有なので使用不可。

名前の由来となった森林保全用の仁田小屋で水分補給をする。

ここからは明瞭なトラバース道を通っていく。

 

杉林を暫く撒く。明瞭だが踏み外さないよう。

従うままに標高を落とせば、林道に合流…と思ったが最後が脆い斜面。

適当なところから飛び降りて着地。時計を見ると14:00を指していた。

 

晩秋の大洞川、いつか竿持って訪れたい。

さて、翌日はラクチ尾根を登り猿鼻ノ尾根を下るプラン。

綺麗に駐車場に戻れるが、些か距離が長いので帰りが辛い。

 

ブラックデビル小屋の横で幕営

とりあえずバラクチ尾根の取付き、ブラックデビル小屋の横で幕を張り

一夜明けて食事を済ませた結果、帰路の運転も考えて中止した。

意外と1泊でこの8の字は骨が折れる。

 

翌朝の林道歩き。タンクが不気味。

CTで2時間超となっていた林道歩きは1時間程の歩きやすさだったので

この周回自体は十分日帰りできるのだろう。

久しぶりのテン泊だったし、不思議と全然寒くなかったので快適だった。

 

霧藻ヶ峰のそばに出る猿鼻ノ尾根の取付きブル道。

今回残したプランはまた次回のお楽しみ、ということで。

沢も含めてこの辺りは面白そうなところがゴロゴロしている。

 

朽ちた小屋、めっちゃ好み。

帰りの林道歩きも栄枯盛衰を眺めるようで興味深い。

断崖に張り建った小屋は底がぽっかりと抜けていた。

 

仁田小屋尾根(奥)とナシ尾根(手前)。

ほったらかし温泉に入り、韮崎で長浜ラーメンを食べ、ゆるゆると19:00に帰宅。

3連休ぎっしりと歩いたわけではないが、

秋晴れの紅葉の森をじっくりと味わった山行となった。

 

おわり。