前回の続き。
途中のカラマツ林から右手に延びる緩やかな尾根に入っていく。
小走りしたくなる気持ち良い尾根だが、ワイヤートラップに注意。
1時間程すれば尾根は細くなり、ザフザフの落葉を散らしながら急登を下っていく。
仰ぎ見るパステルカラー。
ここから800m下るので斜面もキツくなるが、落葉がストッパーになるので
やはりナシ尾根よりも下りやすいだろう。逆に登りは辛そう。
名前の由来となった森林保全用の仁田小屋で水分補給をする。
ここからは明瞭なトラバース道を通っていく。
従うままに標高を落とせば、林道に合流…と思ったが最後が脆い斜面。
適当なところから飛び降りて着地。時計を見ると14:00を指していた。
さて、翌日はバラクチ尾根を登り猿鼻ノ尾根を下るプラン。
綺麗に駐車場に戻れるが、些か距離が長いので帰りが辛い。
とりあえずバラクチ尾根の取付き、ブラックデビル小屋の横で幕を張り
一夜明けて食事を済ませた結果、帰路の運転も考えて中止した。
意外と1泊でこの8の字は骨が折れる。
CTで2時間超となっていた林道歩きは1時間程の歩きやすさだったので
この周回自体は十分日帰りできるのだろう。
久しぶりのテン泊だったし、不思議と全然寒くなかったので快適だった。
今回残したプランはまた次回のお楽しみ、ということで。
沢も含めてこの辺りは面白そうなところがゴロゴロしている。
帰りの林道歩きも栄枯盛衰を眺めるようで興味深い。
断崖に張り建った小屋は底がぽっかりと抜けていた。
ほったらかし温泉に入り、韮崎で長浜ラーメンを食べ、ゆるゆると19:00に帰宅。
3連休ぎっしりと歩いたわけではないが、
秋晴れの紅葉の森をじっくりと味わった山行となった。
おわり。