アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年8月26日 浄土山~龍王岳(1/2)

やあ。

この1週間でだいぶ気温が和らぎました。

ということはですよ、つまり登山じゃないですか。

何がつまりだとか言っちゃいけない。

 

8月3発目の登山は、立山連峰浄土山龍王へ行ってきました。

 

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浄土山。標高2,831m(北峰)北アルプスに属する。

浄土』の名が示す通り、立山信仰において重要な位置付けの山。

室堂から五色ヶ原へ向かう登山道上にあり、豊富な高山植物

ライチョウオコジョが頻繁に見られる、室堂に近いながら静かな山である。

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AM6:00 青柳の熊野川沿いから鍬崎山・薬師岳を見る。

アラームかけてたのに1時間寝過ごし、慌てて出発。

でも快晴の朝、青柳から見る稜線が好きなんで、ちょっとだけ寄り道を。

 

幸運なことに、駅に近い駐車場がまだ余裕があって助かりました。

 

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AM8:30 ピーカン照りの室堂。

色々すっ飛ばして、室堂へ一気にジャーンプ!

今日は快晴日和。フラストレーションが溜まった登山者で賑わいを見せています。 

 

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大日さんおはようございます。

背後に見える大日岳の登山が、だいぶ前のように感じられます。

 

大日平くらいまでなら日帰りもアリかもしれんね。

 

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室堂山経由は初っ端の急登で標高を稼ぐ。

さて、今回向かう浄土山について、地名辞典では次のように触れています。

 

浄土山

立山信仰上重要な山で、立山曼荼羅では必ず浄土山の上空に

日輪を描き、二十五菩薩の来迎を描く。

                                                                         (『富山県の地名』) 

立山曼荼羅については以前に取り上げたことがありました。

 

古来、浄土山立山別山を縦走すると願いが叶うと言われ、

浄土山立山信仰の修験の入口として大いに栄えました。

 

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ミヤマダイモンジソウ。

気象学的な話で言うなら、雄山山頂から御来光を背にすると

浄土山後光(ブロッケン現象)がしばしば現れます。

まるで阿弥陀如来が現世へ顕現したように見えたことから、浄土山の名がついたとも。

 

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ミヤマトリカブトなのか?色が青色。

急登はありますが室堂から程近い立地、複数の登山道の合流地、

展望は折り紙付きとあれば、人は少ないと言ってもそれなりにすれ違う人もいます。

 

高山植物も多生する登山道、特にミヤマトリカブトは多くの株が見られました。

残念ながらあまり顔は見えなかった。

 

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五色ヶ原。奥に見える槍の穂先。

稜線に出ると右手に広がるのは、溶岩台地の五色ヶ原、雲に隠れていますが薬師岳

左奥で土が目立つ山は鳶山でしょうか。

鳶山の山体崩壊は、今日まで続く立山カルデラ砂防工事の発端となった大災害。

いつか行ってみたいものです。

 

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一ノ越と立山。奥は針ノ木岳

山頂前は立山別山への眺望も抜群で、

良い天気で黒部ダム側までが澄んで見えました。

一ノ越からの稜線が伸びる様が個人的に好き。

 

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山頂標。

1時間半ほどで山頂標に到着。

未明に五色ヶ原から出発したであろう人達とすれ違う。

中には薬師岳から来たという人も。お疲れ様です。

 

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向かうは龍王岳。

極楽浄土の隣には、守護神が手薬煉引いて待っていました。

さらなる目的地へ向けて、歩みを止めず進みます。

 

次回へ続く。