やあ。
この1週間でだいぶ気温が和らぎました。
ということはですよ、つまり登山じゃないですか。
何がつまりだとか言っちゃいけない。
8月3発目の登山は、立山連峰の浄土山と龍王岳へ行ってきました。
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『浄土』の名が示す通り、立山信仰において重要な位置付けの山。
室堂から五色ヶ原へ向かう登山道上にあり、豊富な高山植物と
ライチョウ、オコジョが頻繁に見られる、室堂に近いながら静かな山である。
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アラームかけてたのに1時間寝過ごし、慌てて出発。
でも快晴の朝、青柳から見る稜線が好きなんで、ちょっとだけ寄り道を。
幸運なことに、駅に近い駐車場がまだ余裕があって助かりました。
色々すっ飛ばして、室堂へ一気にジャーンプ!
今日は快晴日和。フラストレーションが溜まった登山者で賑わいを見せています。
背後に見える大日岳の登山が、だいぶ前のように感じられます。
大日平くらいまでなら日帰りもアリかもしれんね。
さて、今回向かう浄土山について、地名辞典では次のように触れています。
日輪を描き、二十五菩薩の来迎を描く。
(『富山県の地名』)
気象学的な話で言うなら、雄山山頂から御来光を背にすると
まるで阿弥陀如来が現世へ顕現したように見えたことから、浄土山の名がついたとも。
急登はありますが室堂から程近い立地、複数の登山道の合流地、
展望は折り紙付きとあれば、人は少ないと言ってもそれなりにすれ違う人もいます。
高山植物も多生する登山道、特にミヤマトリカブトは多くの株が見られました。
残念ながらあまり顔は見えなかった。
稜線に出ると右手に広がるのは、溶岩台地の五色ヶ原、雲に隠れていますが薬師岳、
左奥で土が目立つ山は鳶山でしょうか。
鳶山の山体崩壊は、今日まで続く立山カルデラ砂防工事の発端となった大災害。
いつか行ってみたいものです。
良い天気で黒部ダム側までが澄んで見えました。
一ノ越からの稜線が伸びる様が個人的に好き。
1時間半ほどで山頂標に到着。
未明に五色ヶ原から出発したであろう人達とすれ違う。
中には薬師岳から来たという人も。お疲れ様です。
極楽浄土の隣には、守護神が手薬煉引いて待っていました。
さらなる目的地へ向けて、歩みを止めず進みます。
次回へ続く。