前回の続き。
3時起床。着替えて星空を眺めながら一ノ越へ向かいます。
ちなみに星空の写真は三脚がないと碌に撮れなかったのでナシ!すまねぇ!
丁度小屋番さんも起きてらしたので、カップヌードルを貰うことに。
ご来光目的で雄山へ登る方がちらほら後に続いて来ましたが、
僕の向かう先には人っ子一人いない。
今回登る龍王岳東尾根はバリエーションルートの入門者向けコース。
リッジを歩けば目立つ難所はない、ホールドもスタンスもガッツリ決まる
岩稜歩きのようなコースです。
東野幸治さんがこのルートを登っていたので、最近知名度もアップ…したのかな?
朝日が目指す先を照らし出していく…早朝登山の醍醐味ですなぁ。
動画では安全のためロープを出していましたが、確保無しで登れるのは
良く話に聞いていたので、一度行ってみたかったのです。
龍王岳という抜群のロケーションもモチベーションを上げてくれます。
単純に登るより、ちょっとしたピークを巻かずに直登する、とか工夫してみる。
ただ、浮石には注意ですね。一瞬ガクッとなってびっくりしたわ。
最近味わってなかったスリル感に溢れた、面白い山行となりました。
取り付きから1時間半くらいでこの夢のアスレチックも終了。
休日の朝というのに、早朝の龍王岳は誰もいない。
こんなに眺めの良い山なのでもっといっぱい人がいても良い気がしますが…。
しかしこの静けさは無くしたくないので、流行ってほしくなくもあるのです。
何より360度の眺望は立山随一だと思います。
前回行った薬師岳やその道中にある五色ヶ原が一望できる。
奥には黒部五郎岳も。
今シーズンは薬師沢も予定中…。
新湯から煙が上がってないかな?と眺めてみましたがよーわからんね。
さて、このまま帰るのも物足りないので、前回見に行った南面を見に行きます。
ガレ場を伝って眺める龍王岳の南面。
ここが一番カッコよく見えるポイントだと思います。
この龍の巣って感じの風格がたまらんよね。一度登ってみたい。
取り付くポイントはどこからが面白そうかな…?とかブツブツ考える。
至福の一時を過ごした後、岩稜とも名残惜しいですが暫しのお別れ。
一ノ越までぼちぼち帰ることにしました。
東尾根を歩いてる人がいる!
当時は気づきませんでしたが、拡大するとどうやらコンテ(ザイルを結んだまま2人同時に登ること)で
登っているようです。
暫く眺めていると、無事山頂に到着したようです。良いよね…。
昼前にテント場に戻って昼食を取った後、一休憩してから撤収。
存外に荷物が重く感じ、室堂に戻る頃にはゼーハー言うてました。
体力の無さは長年の課題です…。うーん、毎日走り込みしようかな…。
それではまた次の機会に~。では。