やあ。
過去山行を適宜記していこうのコーナーです。
消費と供給のバランスが滅茶苦茶なので全く進んでないのですが。
蒸し蒸し湿湿する梅雨の文月、
全国的に大雨が続き、鬱屈する日々を過ごしておりましたが
天気予報と睨めっこしていると、どうやら長野が少し晴れそうだぞ、と。
「そうだ、高原に行こう!」と、美ヶ原へ行ってきました。
松本までは通い慣れているので幾分楽なのですが、そこから50kmが地味に長い。
夜中から走らせての最後の九十九折りはキくね。
美ヶ原は2年前お勧めの山を聞いた際に「美ヶ原はいいぞ」と教えられ、
当時藤沢に住んでいた私はアクセスのしんどさを言い訳に
ずるずると放置していたのですよ。
途中に寄った思い出の丘も良いところ。
ここから歩くルートもあって、天空歩道みたいな感じでそそられましたが
今日はゆるゆるハイクです。午後は天気があんまり良くない予報でしたので。
自然保護センターの駐車場には多くの車が止まっていました。
百名山の1座。ガイドツアー等も盛んなのでしょうか。
グンバイヅルはこの辺りの限られた地で見られるちょっと珍しい花らしい。
青い花弁が、緑に彩られた草葉に映えてかわいらしいですね。
この登山道には所々に牛糞が落ちています。よそ見注意。
どうやら調べてみると、麓で飼育されている牛さん達が、5月から放牧され
この辺りで新鮮な草を食んで過ごしているようです。
クマ避けにも一助となっているのでしょうか。
でも長い間この山域で牛と一緒にいたら、
クマの方は近所のおじさんくらいにしか思ってないんじゃないだろうか。
そんなことを思いながら駐車場から40分程、最高点王ヶ頭に到着。
歩いているうちは深い霧の中で屹立する鉄塔群がディストピアさがありましたが
山頂に着くと霧が晴れ山の全貌が見えてきました。
麓集落の三城には分校があったようですが(山辺小学校 美ヶ原分校)現在は休校中。
課外授業とかの時には、子供たち一同で山に登ったりしたんでしょうか。
ザレた断崖と台地が舞う霧で彩られ…。
この景色だけでも眠い眼を擦って来た甲斐がありました。
あちらの岩岩したのは王ヶ鼻。
往復1時間ほどで着くらしいですが、この日は午後から大雨予報。
下を歩くガイドツアーの皆様方を眺めつつ、またの機会に持ち越すことに。
王ヶ頭には絢爛豪華・立派なホテルがあります。
弥陀ヶ原のものとどっちが高いんだろうか。
うーん、どちらにせよ安月給な僕には一生縁がなさそうだな。
ボロを踏まないように気を付け、牛さんを眺めながら帰路につくことに。
僕なぞが歩いてもどこ吹く風で草もしゃもしゃ。
この後は駐車場でカップヌードルを食べ、ゆるゆる麓をドライブしていました。
そうそう、この時期でもアブが結構いましたね。
どこまでも長閑な時間。
次回は下からロングトレイルも面白そうです。
往路を戻り10時頃には坂巻温泉へ着き、誰もいない朝風呂を堪能してきました。
坂巻を出て直ぐに豪雨が降り注ぐ。
水に追われるように富山に逃げ帰ると、雲を振り切ったのか青空が広がっていました。
春夏秋冬、四季折々楽しめる美ヶ原はいいぞ。
それではまた次の山でお会いしましょう。ばい。