アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2023年10月14日 僧ヶ岳~越中駒ヶ岳

つい先月の灼熱は何とやら、一気に冷え込むこの日頃。

山も大急ぎで冬支度を済ませようとしています。

 

今回は県東部の紅葉の名山、僧ヶ岳越中駒ヶ岳へ。

 

森の中は色付き始め。

6:15 宇奈月第3駐車場より。

4年前、確か標高の割に急登が苦しかったのを覚えている。

ビビットな黄に染まるブナの森を縫い歩く。

 

8:07 僧ヶ岳。

山頂で焼肉しているパーティを尻目に撮影に興じる。

烏帽子尾根の登山者もごぼう抜きしたので静かでとても良い。

 

向こうには後立山連峰

駒ヶ岳北尾根の向こうには朝日岳だろうか。

あちらも三段紅葉がさぞ美しかろう。

 

紅葉の僧ヶ岳。

僧ヶ岳の紅葉は当たり年だそうだ。

風衝草原は県内に幾つかあるが、ここはナナカマド等の彩りが多い。

だから東北的な色彩の山となるのだろう。

 

魚津の町並み?

海が近いので海抜ゼロからのヒルクライム等、ルート取りも様々取れそうだ。

 

向かう越中駒ヶ岳

さて、10分程休んで越中駒ヶ岳へ向かおう。

駒ヶ岳と言えば甲斐・木曽・会津・越後・箱根等20以上もあるらしい。

その中でもここはつい20年程前にようやく登山道が開かれた新しい山だ。

 

つい10年くらい前まで「尾の沼コース」という別ルートがあった。

整備も綺麗にされているので、歩きやすい。

以前は麓の温泉から直登する道が前述の北駒ヶ岳北尾根に開かれていたのだが

いつしか刈り払われることもなくなって藪へと埋まってしまった。

 

9:08 越中駒ヶ岳

富山では少しマイナーになるだろうか、越中駒ヶ岳に一番乗り。

僧ヶ岳はアクセスの悪さから県民以外は殆ど来ることもない。

この日も同県の登山者と1時間程ダベりながらダラダラする。

 

素晴らしきかな。

「あれが鹿島槍ヶ岳ですかね」「手前に延びるのが牛首尾根ですね」

サンナビキ山の奥の小ピークはキツそうですね」

雪が積もったらどういうルートを通るのか、こういう時に考えるのが好き。

 

北駒と僧。

1時間程先の僧ヶ岳がやけに遠く感じる。

あそこまで帰るのかい…。

 

剱岳北方稜線。

剱岳北方稜線の末端はこの山の更に麓にある鋲ヶ岳から登るらしいが、

奥に見える山嶺の果てしなさを見て心を揺さぶられる。

 

11:02 僧ヶ岳まで戻ってきた。

登山者も続々追いついてきたようで、狭い山頂が賑わいを見せてきた。

そろそろ御暇しよう。

 

帰ろうか。

再び戻ってきた僧ヶ岳は幾多の往来で落ち着かず

加えてこの日はとても暑くカップ麺用の水も飲む有様だった。

どうせ今下りれば昼頃には着く。空腹は行動食で済ませてしまおう。

 

新柳原発電所。

13:00を過ぎる頃に車に戻り、とちの湯で焼きおにぎりと風呂を満喫して

暫し冬季予定している尾根の観察を行った後に帰宅。

2時間立たないくらいで家に着く。

 

遠いと思っていた宇奈月は道を選べば意外と近い。

積極的にこちらの山に来るようにしたいな。

 

おわり。