アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2018年7月22日 川苔山

前回今夏の登山は終わりと言ったな、あれは嘘だ。

 

ということでね。性懲りもなくまーた7月登山です。

今回行ってきたのは奥多摩に位置する「川苔山(かわのりやま)」。

標高1,363m、駅から登山道まで気軽にバスでアクセス出来るため

奥多摩の中でも非常に人気が高い山の1つです。

川「乗」山だったり、川「苔」山だったりしますが、

正式には「苔」が正しいんだとか。

 

時期は7月下旬に差し掛かるころ。

ちょうど数日前から史上最大の猛暑だ何だと騒がれており、

この日も今夏最高クラスと言われる猛暑日です。

何で毎日暑い日に登ってるんですかね…。

 

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今回のルートはこちら、奥多摩駅から川乗橋までバスで移動し、

川乗林道を歩いて登山道に繋がる一般的な川苔山の登山ルートです。

 

9:40 川乗橋到着。いつもこんな遅くに山に来ないのですが、

家から奥多摩まで3時間、バス待ち含めて40分…登山より電車の往復の方が長い…。

圏央道経由で車を駐車場に止めた方が1時間くらいは早いんですが、

帰りが面倒そうなので致し方ないですねえ…。檜原あたりで一泊するなら考えても

良いかもしれませんが。

 

このバスは日原鍾乳洞へ続くことと、日曜日だったので満車状態。

川乗橋で降りる方は15人程度でしたかね。

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川乗林道は車道整備された約2.5kmの木立が涼しい林道です。

林道の最中に涼める「聖滝」もあるのでハイキングや渓流釣りに来る方も多いんだとか。

結構落石が目立つので、頭上は一応注意してください。

 

10:20 細倉橋到着。林道の終点で、ここが登山道の入口になります。

ここのトイレが今回のルートの最後の場所になるので注意。

 

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こういう道歩いてるときが一番気が楽ではありますね。足も痛くないし長閑だし。

何より涼しい!下界より体感8度は違いますね。

 

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苔だらけの沢を横目に見つつ木橋を渡って進みます。めっちゃ綺麗。

この風景も評判で見たかったので、満足。

 

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沢に近いのでキノコがいっぱいです。多くはベニイグチでしたが。

 

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これもベニイグチ。

 

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暫く歩いていると沢の休憩ポイント的なところに着きます。

吃驚したのは、この場所で魚が結構見かけられたところです。

というのも、畦ヶ丸鍋割山は堤があったので、魚が上がって来られなかったのか

見かける機会はありませんでした。

ここは沢に関しては手付かずなためですかね?それとも居着いてる個体なのかな?

こういう景色は大事にしていきたいものですね。

 

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ここからちょっと登り気味になります。傾斜はキツくないけど山側から

いかにもヘビが出そうで自然と谷側に寄っちゃうので危険です。

 

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11:05 お目当てのスポットの1つ、百尋の滝に到着。

落差40mの瀑布からの風で一気に熱が吹っ飛びました。空気がうまい。

何と言ってもこの落差で滝壺まで行けるのが良いところ。ちょっと早いけど昼食タイム。

 

ここまで1時間30分程度で行けるので、涼むだけであればここで引き返す方が手かもしれません。

というのも、ここからが川苔山の本番なわけで…。

ここから残り1時間30分をひたすら登っていきます。

 

 

 

ひたすら45分程沢沿いを歩き続け、細かいアップダウンを繰り返して、沢を渡ったりして、分岐「足毛岩の肩」に到着。

ここから30分が本当に辛かったです。斜度が高いので予想はしてたんですが…

散々歩いてからの急登は心が折れる。あとスズメバチに追いかけられて満身創痍です。

 

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12:50 川苔山山頂

思ったより登頂地に登山客が多かったです。シートを広げて昼食を食べてたりビールを飲んでたり。

僕は百尋の滝で食べていたのと、虫が多いなと思ったので少し休憩してルート確認した後に下山しました。

植栽が多くてあまり展望が良くない山ですし。休んだらドーパミンが切れちゃうので。

 

で、まあここから下山なんですが…

かなりの難所です。毎回こいつ下山でヒーヒー言ってんな。

あと写真はないです。写真の枚数で辛いかどうかを察してください。

 

 

 

今回は船井戸から「鳩ノ巣駅」への分岐に向かいました。

事前ルートだと奥多摩駅まで戻る計画にしていたのですが、

急登と悪名高い「大休場尾根」を降りるルートが面倒そうだったので急遽変更。

 

ここから下山口までノンストップで2時間、階段地獄とガレ場の応酬です。

階段が特に足に来てやばい。かといって回り道すると傾斜で滑る。

足と相談して休めるところでしっかり休みましょう。そういうのがだいじ。

 

14:20 大根ノ山ノ神に到着。目標よりかなり早いペースでした。

ここからもガレ場は続くので途中の大きな切り株のあたりで休んでおくと良いと思います。

このあたりから携帯の電波が届くので一安心。

 

15:00 下山完了。下山口は住宅地の中にあります。

10分ほど歩いて鳩ノ巣駅に到着。

 

鳩ノ巣駅近くの温泉は15:00で閉館しちゃうので、

奥多摩駅に電車で戻って歩いて10分の「もえぎの湯」に入浴。

知り合いのバイカーも言ってましたが休日は凄い人ですね。

前に平日にマス釣りしに来た時はそうでもなかったんですが。

軽くシャワー浴びた後に休んで、17:00頃に電車に乗って帰宅。

 

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とまあ、今回の登山はこんな感じでした。

毎回辛い辛い言ってるけど、やっぱり山登りは楽しいです。

1つも同じルートがないのもそうですけど、登り終わった後の温泉とかご飯とか、

そういうのが好きなんですよね。

 

ということで今夏は多分ここが限界になると思います。

暑さが和らいだらまた別のところに登るか、

あるいは高尾くらいには行くかもしれません。

 

 

 

それでは。