アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2020年2月9日 県民公園頼成の森

やあ。

ここ数日間で富山は大雪が降り、めっきりと肌寒くなりました。

暖冬と思えば寒波とか、情緒不安定か。

珍しく晴れ予報だったので、里山大乗悟山でも…と思い車を走らせると

猛吹雪でとてもじゃないけど気が乗らなかったので、急遽予定変更。

 

そう言えば、ちょっと気になっていたところを思い出す。

ということで頼成(らんじょう)の森でスノートレッキングです。

 

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まさに、自然観察と森林浴のメッカです。森林内には、

70万株の花しょうぶが咲きほこる水生植物園、緩やかな斜面の芝生広場や

フィールドアスレチック、さらにバーベキューの設備も整っており、

大自然を満喫しながら一日を楽しむことができる公園です。

                                                                                           (頼成の森 利用案内)

お隣砺波市にある県民自然公園。

この時期手軽にスノートレッキングが楽しめる、それなりに人気のスポット。

ぶっちゃけ呉羽でも構わなかったんですが、なぜここにしたかと言うと、

 

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ここはスノーシューやストック、かんじきを無料で貸し出しているんです。

そういうの今時少ないですよね。嬉しい。

今回は以前から使ってみたいと思っていた、所謂立山かんじきを借りてみました。

 

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一口にかんじきと言っても様々な形状、作りの違いがあります。

左は新潟産。降雪量が多いため縄を蜘蛛の巣のように張り巡らせて、

接地面積を大きくして浮力を上げているわけですね。

 

一方富山は風が強く、雪がガチガチの氷になってしまうので、

右の立山かんじきでは浮力を弱めて雪に食い込みやすいツメを付けています。

 

真ん中は飛騨産。立山かんじきと作りはほぼ一緒で、材が違うんだとか。

係の方は『トネリコ』と仰られてましたが、新潟長野で使われることが多い材らしい。

立山で使われるのはマンサククロモジ

調達が楽なので制作体験ではスギも使ったりしますね。

 

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立山かんじきはスノーシューやアルミわかんが主流になった現在も生産されています。

YAM〇Pを見るとちらほら使ってる人がいますよ。

何とも言えない味が『強者』感ありますよね。

 

ちょっと前に工房に寄ったけれど、残念ながら外出中でした。(・3・)

 

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何気に初めての長靴登山ですが、底の柔らかいのを履くと足が疲れていかんね。

立山かんじきを履くときも、底が硬いのを強くお勧めします。地味にキくよ。

 

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展望台でちょちょっと休憩。

砺波平野が木々の間から顔を覗かせます。

一方の立山方面はガッスガスで何も見えません。晴れ予報とは何だ。

 

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いつものやつね。

謎肉よりもエビを増量して欲しいと思うのは僕だけかなぁ。

ちなみにカップヌードルに入ってるエビはプーバラン。豆知識ならぬエビ知識。🦐

 

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雪山にいるといつもより静かに感じます。

雪が音を吸ってくれるからでしょうか。これが堪らない。

 

ちなみに前回のペンギンちゃんですが今回はお留守番ですぜ。🐧ワスレタ!

 

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鵯山までは雪が豊富で、なかなかに雪道を楽しめました。

ここが頼成の森の最高地点。

 

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ここから天狗山までは風当たりも陽射しもあって、雪解け水でダバダバでした。

ぬかるみが酷い。

 

地質が粘土なので、雨の日はなかなか大変そうですね。

長靴はこういう時に強い。

 

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天狗山山頂からの景色。

今度来る時はここでご飯食べるのも良いかも。

鍋持ってこよう。鍋パ候補地その2。その1は白木峰

 

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あちらは何処だろう?

雪を纏った杉林の美しさは何に例えたら良いのでしょうか。

 

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ここから先にも景色の良いスポットがあるらしいですが、

昼を回って雪が腐り気味なので帰ることにしました。

来た道を少し戻ります。

 

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帰りは水生植物園を突っ切って。

ここはあまり人が通っておらず、雪も多くて歩きがいがありました。

 

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水生植物園はハナショウブミズバショウコウホネが咲き乱れる。

まだ暫くは雪の底だけれど、時期になれば再訪したいですね。

ミズバショウと言えばの夫婦山、春にでも訪ねてみようかな。

 

パウダースノーのもふもふ感があまり伝わらない。

 

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誰かさんの大作。

思わずベストを着せてあげたくなりますね。

 

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林道を通って駐車場へ。看板かわヨ。

ポイ捨てダメ絶対。

 

と、5km弱のゆるふわトレッキングでしたがなかなかに楽しめました。

長靴と防寒着があれば気軽に楽しめるのはポイント高いですね。

また新雪が降った時に、今度は新潟かんじきを試してみようかしら。

 

それではまたどこかの山で。