前回の続き。
4:00頃起床。まだ真暗闇。
今日は下山だけだが気温が高まれば雪崩が怖い。
昼までに下るためには日の出前に出発しよう。
朝メシもラーメン。
あまり山で意識したことがなかったが、この日は凄まじくフルーツを欲した。
フルーツグミはいいぞ。
5:30頃 小屋を念入りに清掃して出発する。
予報よりも荒れていない。次回は稜線で泊まろう。
一息で寺地の頂まで戻ると、何と前日にはなかったスノーモービルの跡。
どうやら昨日の昼頃来てスキーを楽しんでいたようだ。
帰る時にも何台かモービルを見た。そういうのもあるのか…。
均されたトレースをお借りしてサクサク降りていく。
飛越トンネルの手前、対岸の和佐府ゼッコが見える広場で一服。
あれもスキーやスノーシューで近頃なかなか人気が高い。
雪崩を考えて和佐府ゼッコの南西尾根を辿り下ろうか考えたが、
橋まで地形図で見ると結構複雑。林道を早く抜ける方が良いかもしれない。
飛越トンネルに到着。
往路は夏道を辿ったが、復路は1643m西の支尾根を下るとサクサク降りられた。
昨朝からあった土砂崩れを足早に後にする。
流石に歩き草臥れてきたが今日も暑い。上の斜面は笹薮、さっさと抜けるが吉。
ダレそうになる林道歩きに嫌気が差す頃、ようやく車に到着。
着替えて昼過ぎには地元で風呂と飯にありつけた。
4月の北ノ俣岳は決して近い山ではないが、
北アルプスならではの魅力溢れる良い山行だった。
この人の居無さも気に入ったので、また4月頃に訪れてみたい。
おわり。