ウス。
暑い夏が続いたかと思えば、その反動か記録的豪雨。
思春期の情緒の如し不安定な天候が直撃しましたね。
僕は結局お盆には何もしませんでした!寝お盆ですよ、寝お盆。
山の日は黒部源流の辺りで楽しんでこようと、赤木沢へ行ってきました。
北アルプスが誇る最強のデート沢。
泊りで行くのが一般的ですが、今回はちょっとズルして日帰りなんじゃ。
1:00飛越新道をスタート、3:00前に寺地山に着くと小雨が目立ち始める。
汗だくで避難小屋に飛び込んで、寒いのでジオラインMWを着て一旦休憩。
体が震えるが一眠り、5:00頃出発。
5:00過ぎから一番風雨が強まり、体感気温は一桁。
下降点に着くまでに晴れなければ、
黒部五郎か三俣蓮華岳のピストンに切り替える予定で進みます。
下降点のすぐ手前で、一気にガスが晴れました。
予報通りと言えばそうなんだけど、この目論見通りになる瞬間がたまりませんよね。
太陽の日差しを浴びながら、ズブ濡れの服を着替えて沢下り開始。
今回下るウマ沢はゴーロが9割5分を占める下降向きの沢。
沢下りは初めて。ワクワクドキドキです。
下り続ければ赤木沢へと合流するので、そこから登り返すプラン。
石コロを渡って下降していきます。
草原の煌めき輝く姿がなんと美しいこと。ちょっと通りますよ。
難所は殆どなく穏やかそのもの。そのため遡行対象として見られないので、
黒部源流の中でも殆ど通られることのない沢。魚もいない。
とは言え、薬師沢左俣と比べてヌメる印象。
フェルトなので全く問題なく下れますが、ラバーは禁物かも?
高度を落としていくと、小滝と釜がちょくちょく出てくる。
温まった体を冷やしてくれるので助かりますが、カメラが濡れないよう慎重に。
地図にもある唯一の大滝は左岸から高巻き。
現地で見ると、ちょっと混乱するかも。ドン詰まりになるんじゃない?と思った。
のんびりモタモタしてたら11時頃、ようやく赤木沢と合流しました。
思ったより時間がかかった。沢水を飲んで息を整える。
赤木沢を少し下ればナイアガラの滝と呼ばれる立派な滝があるのですが、
ちょっと草臥れて今回はスルーしました。
また遡行した際に、今度はそちらから登ってみたいですね。
続く。