やぁ。
もはや備忘録としての役割を果たしてない。
前回の続き。
昨日だらだらした分、今日のスケジュールはそこそこ長い。
のそのそ片付けて3:30出発。
この日は中秋の名月で、ヘッデンすら要らないと思える月明かりだった。
野口五郎岳まで難しいところは何もないまったりした稜線歩き。
三ツ岳の肩あたりで灯が点った。対岸の常念山脈が灼けていく。
快晴無風の山日和。今年の夏はこんな吉日が多かった気がする。
幸せなことです。
赤牛岳が名前の通り燃えていく。
こちら側から眺める薬師岳は新鮮だった。
隕石クレーターのようなカールが良く見えて、荒々しさを感じる。
野口五郎小屋は営業していたけれど、スルー。
昔はここにテントも立てられたそうですが、風抜けが強すぎて閉鎖したとか。
ここに立てられれば1日目はここまで来たんですけどね。
五郎池は幽境の花園という風体を醸し出してました。
人も少ない縦走路、晴天の空、何をこれ以上求めましょうか。
まったり歩いて3時間、野口五郎岳に到着です。
ガスが上がってきましたが、これもまた良きかな。
軽く休んで、同行していた人にお別れをして下ります。
一番撮りたかった槍ヶ岳をバックにした硫黄尾根。
さて、下るは竹村新道。上部は少し崩れてはいますが概ね歩きやすい。
最近手入れも入ったみたいで、頭が下がる思いです。
ハイマツ帯には雨粒が煌めき、裾から水分補給。
この日は快晴だったのですぐ乾きましたが。
南真砂岳はここで泊まりたいと思えるくらいに良い場所。
片道1時間くらいなので、裏銀座の方は往復してみたらどうでしょ?
日本有数の危険な野湯、硫黄沢を捉えながら。
若干藪っぽさがある道を駆け降りると、あっという間に開けた樹林帯に到着。
森林の空気で深呼吸して気分もリフレッシュ。
湯俣岳からは来た道程が見える。
こういう景色が見えると、縦走の甲斐がありますね。
長いので次回。また続くんじゃ。